1949-05-18 第5回国会 衆議院 内閣委員会 第24号
第四点は、この設置法を通じまして、明らかな点は、特に運輸審議会の問題でありますが、こういう点で明らかになつて参りました点は、日本の國家体制に対してフアシズムを確立するということであります。
第四点は、この設置法を通じまして、明らかな点は、特に運輸審議会の問題でありますが、こういう点で明らかになつて参りました点は、日本の國家体制に対してフアシズムを確立するということであります。
大和報國運動本部と申しますのは、昭和十五年十一月三日ごろ、いわゆる翼賛政治体制確立の一翼といたしまして、大東亞新秩序の建設及び國防國家体制の完成ということを目的に掲げまして、部落解放運動の有力團体である全國水平社その他の諸國体を統合して結成されたものであります。いわゆる大和一致の運動を通じて右目的を実現し、これによつて水平運動をも大いに発展せしめようと考えられたのでありましよう。
(「話せ話せ」と呼ぶ者あり)この大和報國運動本部なるものは、昭和十五年十一月三日頃に、いわゆる翼賛政治体制確立の一翼といたしまして、大東亞新秩序の建設及び國防國家体制の完成等を目的に掲げまして、(「調べてあるよ、そんなことは」と呼ぶ者あり)憲兵隊‥‥(理由を聽け」「松本氏との関係なんだ、問題は」と呼ぶ者あり)お聽きになれば分りますから、ゆつくりお聽き願います。
わが國がポツダム宣言を受諾して以來、わが國民に與えられたる任務は、封建的な、專制的な、軍國的な國家体制を、眞の民主的な、文化的な、平和的な國家体制たらしめなければならないという新たなる任務が負わされたのであります。またわが國民は、あげてこの任務遂行のために闘つてまいりました。わが國の民主的なあり方は、新憲法の制定によつてその方向が定められたのであります。
しかし共産党の攻勢は旺盛でありまして、佛國においては、シユーマン首相は、最近フランスの共産主義者はチエツコ式のクーデタをすぐ実行する計画はないが、心配なのは、近隣諸國で社会的混乱が起つたときにそれが傳染する危險である、われわれはすでに行政及び警察機構を強化したから、國家体制を内部から轉覆させようとするような暴力企図を防止する自信はあるがしかし、もちろん危險は存在しておるのである、殊に共産主義者は到る
一國の治安、一國の司法制度が確立しているや否や、世界に伍して恥しからざるところの國家体制を整え得るや否やということは、刑法法典、民主法典の完備が成るか成らざるかによつて、これらが決定せらるのであります。故に日本の過去におけるところの沿革から申しましても、刑法の改正は一大事業としてこれが行われまして、今日まで私の知るところにおきましては、旧刑法及び現行刑法の二度の改正があつたことと思うのであります。